膝の痛みや不調(変形性関節症やスポーツ障害など)

膝の痛み

軟骨が減ると痛むは嘘?

膝の痛みは変形や軟骨のすり減りが原因!

雑誌やYouTube、TVの通販やお昼の情報番組など様々なメディアでこういった間違った認識を目にします。

嘘ではありませんが不正確すぎます。

正確には「変形や軟骨のすり減りは膝の痛みの原因になることもある」です。

変形や軟骨がすり減ったから100%膝が痛くなるというわけではありあません。

ものすごいO脚の方でも膝が痛くない方は大勢いらっしゃいます。


ぼくの膝もレントゲンを取れば軟骨のすり減りが確認できると思います。

年相応というやつです。

もちろん膝の痛みの原因になることもありますが、あまり可能性は高くありません。

痩せて体重を軽くして膝への負担を減らすという方法を行っても痛みが完全しない方は大勢いますし、もし体重が原因なら痩せ型の方は膝は痛くならないはずです。

膝痛は体重に関係なく多くの方を悩ませています

本当の原因は他にある

では膝の痛みで多い原因はなんなのか?

以下に変形や軟骨のすり減りよりもよっぽど可能性の高いものを列挙してあります。

  1. 膝関節の怪我
    シンプルにぶつけた、ひねった、転んだなど
  2. 膝関節のズレ
    ミリ単位の微妙なズレにより痛みが引き起こされます。
    体重が乗る関節はこの微妙なズレを許容できません。
  3. 膝関節の硬さ
    伸びない曲がらないがあれば痛みが出ても不思議ではありあません。
    膝の主な機能は曲げ伸ばしですがこの他に生理的回旋と言ってほんのわずかに膝はねじれる構造になっています。
    このねじれが出来なくなるだけでも痛みが出ることがあります。
  4. 股関節の硬さ
    生理的回旋があるとは言え、ほんのわずかなので膝はねじれには強くありません。
    足を付け根(股関節)から足先まで考えた脚として捉えた場合、ねじれに強いのは股関節です。
    股関節が硬くなりねじりが出来なくなると変わりに膝がねじれてしまいます。
    生理的回旋を超えたねじれは膝に痛みを引き起こします。
  5. 腰での神経圧迫
    膝の感覚を担当する神経は全て腰から始まります。
    腰でその神経が圧迫されると膝に異常はないのに痛みを感じてしまいます。
腰痛
グレイ解剖学 原著第4版より

膝の何がどうなって痛みが出るのか?

腰での神経圧迫を除き、膝の痛みでは主に以下の理屈で痛みが出ています。

  • 半月板の損傷
  • 半月板のピンチ(関節に挟まる)
  • 靭帯の損傷
  • クッション(脂肪体)の硬化

半月板は膝の関節の間にある軟骨組織です。

内側と外側の計2つあります。

グレイ解剖学 原著第4版より
グレイ解剖学 原著第4版より

この半月板の損傷やピンチ(関節に挟まる)で痛みが起きることがあります。

転びそうになって膝を勢いよくひねったりすると大きな損傷が起こります。

もしくは生理的回旋範囲を超えてはいるが小さなひねりが日常的に繰り返されることで起こります。

通常、半月板を損傷していると膝に水が溜まります。

半月板のピンチは膝関節が正常な動きを失っている場合に起こります。
(3.膝関節の硬さ)

靭帯は膝の関節の中と外にたくさんあります。

そのうち痛みを出しやすいのは内側の靭帯です。

グレイ解剖学 原著第4版より

左の絵は外側から膝を見たもの、右の絵は内側から膝を見たものです。

半月板と同様に転びそうになって膝を勢いよくひねったりすると大きな損傷が起こります。

もしくは生理的回旋範囲を超えてはいるが小さなひねりが日常的に繰り返されることで起こります。

なぜ同じ理由で損傷が起こるのか?

内側の半月板と内側の靭帯は繋がっているからです。

繋がっているので同時に損傷することが多いです。

クッション(脂肪体)は膝のお皿の下にあります。

グレイ解剖学 原著第4版より

この脂肪体が硬くなると膝の曲げ伸ばしが出来なくなります。

膝の組織に問題がない場合、腰が原因の可能性があります。

下の動画のエクササイズを10回行って膝が楽になる方は腰が原因の可能性が高いです。

エクササイズ中に痛みの悪化などあればすぐに中止してくださいね。

膝の症状でお悩みの方はぜひご予約を。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる